新築だから怒られたのだと思う。

何もかもが真新しい新築の家、ほんとに気持ちがいいです。
シミの一つもない真っ白な壁紙、ピカピカと光を反射するステンレスシンク、空気のように透明なガラス窓。白いものは白く、黒いものは黒い新築の家は、住む人の気持ちまで一新してくれます。外壁も白い漆喰で塗られており外から眺めても気持ちが晴れやかでした。
あまりに新しすぎて、「誰が一番最初に家に傷をつけてしなうか」、そんなことを家族だんらんのときに話したりもしました。やってしまったのは、私でした。真っさらの襖にマニキュアを飛ばしてしまったのです。色は薄目のピンク。瓶のふたがガチガチに固まってしまて開かなくなってしまったマニキュアを思いっきり振り回していたところ、思いがけず蓋が開いたのです。勢いよく開いた瓶が、中のマニキュアをまき散らしながら襖めがけて飛んでいきました。壁紙には弧を描くようにピンクの模様が・・・。慌ててリムーバーで壁をこすりましたが、和紙にあっという間に吸収されたマニキュアが消えるはずもありませんでした。
私には母の怒号が飛んできました。新築ではなく、5〜6年住んだ家だったら、きっと怒られることはなかったのにと思っています。